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カーボン・オフセットのあり方について

カーボン・オフセットは自らの活動に伴い排出するCO2 等の温室効果ガスを認識・削減した上でその排出量をオフセットする取組であり、①知って(排出量の算定)、②減らして(削減努力の実施)、③オフセット(埋め合わせ)の3 ステップで実施する。

Source: カーボン・オフセット ガイドライン Ver.1 1, 環境省


カーボン・オフセットは、温室効果ガス排出量や排出削減・吸収量という直接目にしたり手に触れたりすることが出来ないものを取り扱うことから、一般的になかなかイメージがつきにくく、分かりづらい取組であると言われている。そのため、カーボン・オフセットの取組を行う上では、カーボン・オフセット製品等を購入・利用する消費者等に対し、クレジットやカーボン・オフセットの取組について十分な説明が行われることで、その透明性を高め、信頼性を確保することが重要である。主要な取組はこちらで参照ください。


信頼性の構築

カーボン・オフセットの取組に対する信頼性を構築するには、次の6つの事項が重要である:

1. カーボン・オフセットの対象となる活動に伴う排出量を一定の精度で算定する必要があること

2. カーボン・オフセットが、自ら排出削減を行わないことの正当化に利用されるべきではないこと

3. カーボン・オフセットに用いられるクレジットを生み出すプロジェクトの排出削減・吸収の確実性・永続性の確保及び排出削減・吸収量が一定の精度で算定される必要があること

4. カーボン・オフセットに用いられるクレジットを創出するプロジェクトの二重登録、実現された削減・吸収量に対するクレジットの二重発行及び同一のクレジットが複数のカーボン・オフセットの取組に用いられることを回避する必要があること

5. カーボン・オフセットの取組について適切な情報提供を行う必要があること

6. オフセット・プロバイダーの活動の透明性を確保する必要があること


カーボン・オフセットの対象となる温室効果ガスの種類

カーボン・オフセットの対象となる温室効果ガスは、二酸化炭素(CO2)の他にメタン(CH4)、一酸化二窒素(N2O)、ハイドロフルオロカーボン(HFCs)、パーフルオロカーボン(PFCs)、六ふっ化硫黄(SF6)、三フッ化窒素(NF3)の7ガスで温室効果ガスインベントリで計上しているガスである。しかし、業務及び家庭部門における温室効果ガス排出量は主に CO 2 であるため、まずは CO 2 の排出量を把握することから始めるとよいだろう。


排出量の算出

温室効果ガスは目に見えないだけでなく、例えば電力使用時に実際に CO 2 を排出している場所は火力発電所であるなど、自らが排出したCO2の量を直接測定することはできない。そのため、使用した電力量や、電車で移動した距離、排出したごみの量など (活動量に、それぞれ排出係数と呼ばれる、単位量 当たり の 温室効果ガス 排出量 を掛け算して、算定する。)

排出係数はそれぞれの活動量に対応した排出係数を選ぶ必要がある。例えば電力の使用による温室効果ガス排出量を求める場合には、電力使用量(kWh)と電力の排出係数(t-CO2/kWh)を用いて計算する。


クレジットの調達・無効化の流れ

オフセットに必要なクレジットの量を決めたら、当社が必要なクレジットの調達から無効化までを支援する。


最後に

カーボン・オフセットに取り組むことは、事業活動など自らの活動に伴う温室効果ガスに責任を持ち、自らが主体的に排出削減活動を行うことの促進や、温室効果ガス排出削減活動・吸収活動への資金還流、ひいてはそれらが実施される地域の活性化に寄与することにつながる。つまり、カーボン・オフセットの取組は、自社のCSR(企業の社会的責任)を果たすだけでなく、他社製品・サービスとの差別化にもつながるため、積極的に取り組むことを提案します。


Source: カーボン・オフセット ガイドライン Ver.1 1, 環境省

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